blogブログ

まだ間に合う!?花見ツアー

 弊社は、町田市と厚木市・川崎市の3か所に営業所があり、その立地から、神奈川県央地区の皆様にもたくさんのご利用をいただいております。

この地区(相模原市や海老名市、厚木市など)に縁の深いアーティストというと、3人組の音楽ユニット「いきものがかり」の名前を挙げられる方が多いのではないでしょうか。彼・彼女たちが2006年に発表した楽曲「SAKURA」には、「小田急線の窓に今年も桜が映る~」という一節がありますが、ここで歌われた「桜」とは、小田急線小田原線・相武台前~座間間の線路沿いに実在する桜並木だと、どこかで耳にした記憶があります。(間違っていたらすみません。)

聞くところによると、鉄道ファン(特に写真撮影をメインとする人々)の間では、有名な撮影スポットとして以前から知られている場所のようです。近隣の住民や、鉄道利用者にとっても、車窓に流れるその花は、きっと春の便りのひとつとして、親しまれてきたのでしょう。私も、桜の時期に小田急線に乗る機会があると、楽しみにしている風景のひとつです。ただ、その桜を見に、関東一円から観光客が集まる、なんてことは、おそらくありません。(鉄道写真家は来そうですが。)

そんな風に、それぞれの地域で、皆さんの記憶や感情と結びついている、心に留めている桜の木が、あるのではないでしょうか。私だけが、この桜の良さを分かっている、知っている。その感性はとても素敵なものであり、手放してほしくないものであると思います。日本人はなぜこんなにも桜が好きなのか、ここ数年考えていますが一向に答えは見つけられず、そういう遺伝子が伝統的に刷り込まれているのだろうと思っても妙に納得できず、今年もまた、いろんなところで、桜を見ました。そして、まだ分かりません。

ちなみに私個人では、近所の境川沿いにある、遊歩道が少し広くなっているスペースに植えられている、3本くらいの、桜の木が好きです。真下には木製のベンチがいくつかあり、そのあたりに無造作に自転車を停め、川遊びをしている子供たちを、木漏れ日が優しく照らしています。背景には、美しい山容を見せる、大山。川を挟んだ町田市側から眺めると、その何気ない光景が、映画のワンシーンのようにきらめいて見えます。

 …と、ここまで書いてきて、急にちゃぶ台をひっくり返すようですが、いわゆる「名所」だとか「絶景」だとか言われる桜も、当たり前ですが、魅力的な光景です。目黒川沿い、千鳥ヶ淵…挙げればきりがないくらい、東京近辺にも桜の名所がありますが、それは誰もが、その桜を見て「すごいね」「感動した」といった感想を漏らすから、名所として、長きに渡って定着しているのです。

桜をバスで見に行こう

そこで味わった感動は、これだけSNS全盛の時代になっても、誰かとその場で共有できたら、より嬉しいですよね。家族や友人、恋人など親しい人と一緒に巡るのも楽しいものですが、もっと多くの人と、同じものを見て、みんなで感動したい。そんな時には、ぜひ桜の名所を回るバスツアーを、ぜひご利用ください。都内の日帰りから東北・甲信越地方への1泊まで、好みや予算・日程などに合わせて、様々なツアーが用意されています。一度バスに乗り込んでしまえば、乗り換えの心配もなく、ご飯の心配もなく、効率よく絶景スポットを回ることができます。「バスツアーって、結局見知らぬ者同士での参加でしょ、ちょっと苦手」という方も、きっと、その花の美しさが、心理的な壁を取り払ってくれます。

 話が少し戻りますが、相模原市や町田市界隈の出身者で構成されているバンドといえば、ポピュラー・ミュージックグループ「キンモクセイ」をご存知の方はいらっしゃるでしょうか。2000年代初頭にヒットを飛ばし、紅白歌合戦にも出場経験のある実力派でしたが、近年はバンドとしての活動を休み、各々で音楽活動をしていました。そんな彼らが昨年、「活動急始」(=活動再開)を表明し、地元相模原市でライブも行いました。彼らにも、「さくら」という楽曲があります。別れも大切な思い出になるんだと、優しく吹き抜けていく春風のような一曲です。

「金木犀」が「桜」を歌う。いいんです。この国は、季節の移ろいで成り立っているんですから。今は春。たとえ桜は散っても、次の花が、咲く時を待っています。春の装いで、春の花を見に、外へ出掛けてみませんか。

Pocket