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日野自動車技能研修を参加いたしました
日時:令和4年4月26日(火)
場所:日野自動車株式会社 お客様テクニカルセンター
バスや歩行者の特性を学び、最新技術を体験
毎年参加している【日野自動車技能研修】、今回は乗務員6名と安全統括責任者・広報担当者の計8名で受講いたしました。
《座学》安全運転と車両の特性を学ぶ
歩行者との間で起きたヒヤリハット事例を実際のドラレコ映像を視聴し、安全運転を行うための基本的な事項を学びました。また、車両の特性である“バスの死角となる場所”と“オーバーハング”について、図面を見ながら再確認しました。
《実技》実際の車両を用いた車両の死角、オーバーハングの軌道を確認
バスはその車体の大きさから死角が多く存在します。運転席サイドミラー、アンダーミラー、バックカメラの死角位置を実見し、目視確認の重要性を再認識しました。
また大型バスの特有のオーバーハング(後輪より後ろ側がハンドルを切った際に外側に出ること)がどのような軌道を描くのかを三角コーンやポールを用いて再確認いたしました。
サイドミラー・アンダーミラーを確認 バックカメラの見え方 オーバーハングの軌道
《実技》特設コース走行、日常点検講座
様々な障害物が設置されている特設コースを、座学で学んだことを実践しながら走行体験しました。その後、運行前に行う日常点検の注意事項を学びました。
サイドミラー・アンダーミラーの確認 車両の高さを目視で確認 オーバーハングを意識
日常点検の重要性 タイヤの異常を発見するには 点検ハンマーの打音について
《体験》観光バスの緊急ブレーキ、衝突を回避するシステム
以下のシステムを参加者全員で体験しました。
EDSS(ドライバー異常時対応システム)
- 乗務員が自身の体調に異変を感じたときもしくはそれを察知したお客様が操作することが出来るブレーキシステム
- 周囲に警告音を鳴らし異常を知らせながら減速し停車するシステム
- お客様が緊急ブレーキを作動させ、間違えて作動させた場合での、乗務員が解除する方法
システム搭載車に乗車 お客様も操作可能 ブレーキ使用時、警告灯点灯
PCS(プリクラッシュセーフティシステム 歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ)
●歩行者や前方を走る車など衝突の危険をミリ波レーダーで検出し警告音を鳴らし減速し停車、被害軽減と衝突回避を支援するシステム
今回は、50㎞/h走行から停止車両への衝突回避、30㎞/hで走行の車両に60㎞/hで走行からの衝突回避を体験しました。
前方車両を感知 システム作動、減速し衝突回避
安全なバスをお客様にご利用頂くために
技能研修で学んだことは全社員で共有し、運転技術・安全意識の向上に努めて参ります。 今後も研修内容や安全への取組を掲載させて頂きます。